ビラ、パンフレット、記念誌など、お店や企業が成長する節目にさまざまな広告宣伝物が登場

現代はネットが普及したから、昔に比べて印刷物が減ったと言われてるんだ。それでもね、広告や宣伝用の印刷物にはさまざまなものがあるんだ。

ところで、ナマぴ~くん。君が大好きだと言っていたお菓子は、北海大地のアズキで作った「おはぎ」だったよね。

じゃあ、もし、ナマぴ~くんが和菓子職人になったとして…。修行をして腕を上げたので、そろそろ独立して自分のお店を持ったと考えてみようか。

ナマぴ~菓子店がオープン

まずは地域のみんなに宣伝したいよね。となると広告宣伝用の印刷物を作るのがいいだろう。

街の印刷屋さんに相談して、どんな宣伝文句を書き、どんな写真を載せるといいか。また、紙のサイズはどれくらいがいいかなどを考えるのも楽しいもんだよ。

「ビラ」を作って駅前で配ったり、「DM」にして地域住宅のポストに入れる。「チラシ」にして新聞に挟み込む方法もある。

お菓子の種類も増え始めたぞ

そうなると、今度は百貨店でも売ってもらえないかと考えるよね。すると今度は百貨店の仕入れ担当者にお菓子をPRするためのツールが必要だ。種類が増えたから全部を紹介するため、数ページほどの「パンフレット」がいいかも知れないね。

百貨店でも売ってもらえるぞ

てわけで、無事仕入れてもらえたら、こんどは売り場に貼る「ポスター」や、買ってくれたお客さんにわたす「お菓子のしおり」。販売促進キャンペーンをするなら、その内容を告知する「リーフレット」も必要になるね。

いやいや、まだまだ先があるよ。

売上がのびてくると、ネット販売も考えてホームページも作りたいと思うだろうし、チェーン展開も視野に入ってくる。

そうなると、さらにさまざまな印刷ツールが必要になるよ。

お店のイメージや印象をそろえなきゃ

例えば、さまざまな宣伝に使う「ブランドロゴ」や「マーク」。場合によったら「マスコットキャラクター」もぜひ作りたいものだね。それを「店頭ポスター」や「看板」「のぼり旗」などにどんどん展開していきたい。

あと、贈答用の商品も増えるだろうから、「菓子箱」や「包装袋」も印刷しなきゃなんない。
さらに言うとね、従業員用の「接客マニュアル」や工場でお菓子を大量生産するスタッフのため「製造工程手順書」も必要になってくる。

職人さんやスタッフも増えてきた

そうなるとさまざまな部署も増え、さらに優秀な社員や職人を採用するため「求人広告パンフ」も必要だし、社員が増えると、交流目的の「社内報」を作ろうか、なんて話も出てくる。そしたらそろそろ株式会社へと発展だ。

都会にお店が進出。マス広告も視野に

株式会社にもなったし、じゃあ駅ビルに「大型ポスター」や「看板」「サイネージ」広告などを展開して「電車の車内刷り広告」や、ナマぴ~菓子店のキャラクターが描かれた「広告バス」を走らせてもいい。マスメディアのTVCMの話だって持ち上がるかも知れないよ。

付き合う企業の数も格段に増えた

そうなると、お菓子を買ってくれるお客さん以外に、さまざまな企業ともお付き合いするため、本格的な「会社案内」や「業務案内パンフレット」が必要になる。
しかも株式を上場してごらんよ、株主相手の様々な印刷ツールに加え、四半期ごとの「中間決算報告書」などさまざまなツールも必要だ。

老舗菓子店としてずいぶん発展したら

そのころにはナマぴ~くんは、もうすっかりいい歳を迎えて、大型菓子店の会長あたりになっててさ、設立50周年の「会社記念誌」とか、ナマぴ~会長の「自叙伝」を出版する、なんてことにもなりかねないよ。

どうだい? お店一つ例にしても、こんなに印刷物があるんだよ。

おいおい、なに感激してるんだい。なにも泣くことはないだろう…。よしよし。