ナマぴ~
絵や漫画を描くのは好きだから、ちょっとしたカットイラストなんか描いてみたりするんだけど、プロのイラストレイターにはかなわないよ。やっぱりデザイナーとは違うセンスがあるのかな?
ナマ叔父さん
もちろんイラストレイター(イラストを描く専門家)になるにはね、それなりの技術とセンスが必要だよ。ただし「これを押さえて描けばプロっぽく見える」っていうワンポイントがあるんだ。
モノを描くならパースを付け、角はほんの少し丸みを!
立体物を描く最大のポイントはなんといっても「パース」、遠近法とも呼ばれているんだ。イラストレイターや3Dデザイナーには重要な基本のスキルなんだけど、出版系で経験を積んだデザイナーには少し関わりが薄いかもしれないね。
解説図にあるのは「2点消失」の透視図法を意識して描いたイラストだ。図のように、サイドのラインに少し角度を付けてあげるとそれらしく見えるだろ? もちろん、あえてデフォルメしたタッチでモノを描くなら別だけどね。
それから、「角はほんの少し丸み」を付けて描くといいよ。世の中には角が尖った物はそんなにないんだ。だから直角に描くと素人っぽく見えちゃうんだろうね。
さらにイラストとして見栄えよくするには「輪郭を太く」したり、あえて「線をしっかり繋げない」手法もあるのでいろんな作品を見てみるといいよ。

人を描くポイントは骨格と関節、特に手はしっかり!
人を描くとね、特に描く人のタッチ(画風)や個性が強く出るんだ。だからイラストや漫画がヘタクソだと思っていても、見る人によっては「可愛いい」と思うこともあるんだよ。
ただし、これにもプロと素人の差が出やすいポイントがあってね、それは「骨格」や「関節」の表現。ここが不自然だと違和感を感じるんだ。
図解は人の手を例にしたけど、実は、顔や表情よりも、手を描くのが意外と難しいんだ。だから自分の手をよく見て練習するといいよ。

ナマ叔父さん
詳しくは「SKILL UP」でも解説する予定だ。準備中だからしばらく待ってくれないかい。