重なり具合が“心地よい”位置や、見やすさを工夫しよう

ナマ叔父さん

何かと何かを重ねるってことはよくあることだけど、実はプロとアマチュアの差が意外と出やすいんだよ。プロは重なり具合の「バランス」や「視認性」を考慮して調整するんだ。

写真に限らずイラストや図版、囲みなどを互いに重ねることはよく使う技法だ。普通に並べるより変化が出るし、重ねたもの同士をひとつのグループに見せられるしね。

そこで注意したいのが重なりぐあいだ。重なりが小さいと不自然だし大き過ぎるのもバランスが悪い。じゃあプロはどうするかというと、ほどほどにバランスよく…、見たときの「心地よさ」かな。これにはどれくらいって決まりはないから経験を積んで覚えていくといいよ。

もう一つは、重ねたときの「視認性」だ。重ねたもの同士の境界があいまいだと分かりづらいので、例えば図のように色を反対色にしたり、境界を白フチにして明確にする工夫が必要だね。

ナマ叔父さん